言葉にできない「違和感」を見逃さないための眼科検診
ワンちゃん・ネコちゃんにとって、目は外の世界とつながる大切な窓口です。しかし、動物たちは「最近、目がかすむ」「少し痛む」といった初期のサインを言葉にできません。
当院の眼科では、大きなトラブルが起きてから対処するのではなく、「一生、自分の目で見つめ合えること」を目標に、予防を目的とした眼科専門検診(アイチェック)に注力しています。
当院の眼科診療の3つの特徴
1. 視力を守るための「眼科専門検診」
多くの眼疾患は、気づかないうちに進行し、一度失った視力を取り戻すのが難しいケースもあります。
- スリットランプ検査: 角膜や水晶体の細かなキズ、濁りを精密に確認します。
- 眼圧検査: 緑内障などのリスクを早期に発見するため、眼球の硬さを測定します。
- 涙液量検査: ドライアイによる角膜の炎症を防ぐため、涙の量をチェックします。
2. 遺伝的・犬種別のリスク管理
特定の犬種(プードル、柴犬、シーズーなど)には、遺伝的にかかりやすい目の病気があります。 当院では、その子の犬種や年齢に合わせた「重点チェック項目」を設定。将来のリスクを予測し、早期ケアを開始することで、病気の進行を遅らせるアプローチを行います。
3. 暮らしを守る「ビジョンケア」の提案
「段差を怖がるようになった」「おもちゃを追いかけなくなった」……それは加齢のせいだけではないかもしれません。 検診結果に基づき、サプリメントの活用、住環境の整え方、紫外線対策など、視力を維持・サポートするための具体的なアドバイスを行います。
こんなサイン、見逃していませんか?
目は「早期発見」が何よりも重要です。一つでも心当たりがあれば検診をお勧めします。
- 目ヤニや涙がよく出ている
- 目を細めたり、前足で顔をこすったりする
- 黒目の部分が白く濁ってきた気がする
- 壁にぶつかったり、夜の散歩を嫌がったりする
- 目が充血している、または左右で大きさが違う気がする
眼科検診の流れ
1. 視覚検査(見え方のチェック)
まずは、目の動きや光に対する反応、障害物を避けて歩けるかなどを確認します。現在の「見え方」そのものを総合的に評価する、検診の第一歩です。
2. 精密構造検査(各部の詳細チェック)
専門機器(スリットランプや眼圧計など)を用いて、角膜のキズ、目の硬さ(眼圧)、水晶体の透明度などを細かく調べます。肉眼では見落としがちな初期の変化も徹底的に確認します。
3. リスク評価と診断
検査結果と、その子の犬種・年齢・生活環境を照らし合わせます。「将来的に白内障や緑内障が進みやすい状態か」など、現在の健康レベルと将来のリスクを分かりやすくお伝えします。
4. ケアプランの策定
検診結果に基づき、その子に最適なケアをご提案します。必要な点眼薬の処方はもちろん、おすすめのサプリメント、UVカット対策、お部屋の環境づくりなど、日常生活でできるアドバイスを行います。
飼い主様へ
目のトラブルは進行が早く、痛みを感じやすい場所でもあります。しかし、早めに見つけて適切なケアを始めれば、生涯にわたって視力や快適な生活を守れる可能性がぐんと高まります。
「なんとなく目がしょぼしょぼしているかな?」という小さな気づきの段階で、ぜひ当院の眼科検診をご活用ください。
